EnB 7号 目次
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■EYE
他分野の先進的O&M手法を

■REPORT
中東、北米で石化PJ活発化

■GLOBAL Business
・DropboxでPJデータ共有化
・ExxonMobil、収益倍増計画
・BHGE、16億ドルのシナジー効果目指す
・SNC-Lavalin、電力サイバーセキュリティで共同研究

■TOPICS
「総合O&M企業」は実現するか-経産省若手グループが提言

日本財団、海洋開発技術戦略を策定-2030年見据えた施策

Shellの海底探査競技で決勝進出へ-三井造船など参加のTeam KUROSHIO

■Projects News
…INPEX、アバディLNGでプレFEED開始
…加BC州政府、LNGカナダにインセンティブ
…Ineos、米スチレンモノマーでFSへ
…Indian Oil、今後5年で220億ドル投資
…BorealisとUCC、カザフでPE建設
…バーレーン、新規油田は5年以内に生産開始へ
…BAPCO、Sitra製油所増強で資金調達へ
…WorleyParsons、Ruwais製油所でPMC
…Jacobs、Zuluf油田開発でPM業務
…Jacobs、クウェートの精製能力拡大でプレFS
…MENA地域、エネルギー分野で5,740億ドル投資へ
…NOVA/Sunoco、エチレン輸出ターミナル計画
…Aker/Kvaerner、プラットフォーム受注
…CB&I、中国でプラント連続受注
…Fluor、MEGlobalからMEGプラント受注
…Fluor、エジプトでFEED業務
…ABB、ドバイ向け変電設備受注
…サムスンエンジ、ADNOCから総額35億ドル受注
…Petrofac、オマーンMPP3プロジェクト受注

■NEWS Flash
・東芝プラント、インドネシア石炭火力受注
・Primetals、中国向け電気炉連続受注
・NEDO、次世代電池技術開発に本腰か
・三菱ケミカル、サウジのMMA/PMMA完成
・IHI、相馬市で水素活用スマコミ事業
・IHI、石炭火力CO2削減でアンモニア混焼を実証
…IHI、日立LNG基地向タンク増設工事に着工
…三井E&S、神戸製鋼所向けTRT受注
…日立製作所、海外向け初のがん治療システム受注
…日立造船、浜岡原発向けフラップゲート納入
…荏原環境、独MARTINとパートナーシップ契約
…川崎重工、ジャカルタにKGA駐在員事務所
…五洋建設、国内初の港湾工事への本格CIM導入
…東芝エネルギー、一体輸送可能なGISを初出荷
…神戸製鋼所、加古川でハイテン鋼板設備投資
…神戸製鋼所、発電事業を分社化
…IoT活用で揚運炭設備運用を高度化へ
…日立製作、OT/ITデータ分析基盤の提供を開始
…東芝エネルギー建設の西名古屋火力が運開
…東芝、宮城で「H2One」を運転開始

■Environmental
・湖西市、環境センターの長寿命化総合計画を公募
・尼崎市、新ごみ処理施設基本構想をパシコンに
・ヴェオリア等、浜松で日本初の下水道コンセッション
・日立造船、鶴岡市向けごみ焼却発電プラントを受注

■Procurement
・日立製作、IoT活用で建設現場の生産性・安全性向上
・富士電機、業界最小クラスの大容量UPSシステム」
・前川製作所、ノンフロンで最高85℃の熱風を供給

■海外・国内主要プロジェクトの動向

■最近のプロジェクト受注・契約状況

■エンジニアリングダイジェスト

■Editorial 詳細へ

EnB 5号 表紙

 

EDITORAL

●編集後記

○…2019年卒業予定の学生の就職活動が本格的に始まる。そんな中、今年は「ロボット面接官」が選考会場に登場するかもしれない、という報道があった。AIを就活に活用した「AI面接」である。
 この記事を読んで危惧を覚えた。AIが社会に役立つのを否定する意思はない。しかし、この分野でAIはあるまいと思ったのだ。人間をAIで評価するとは、「人材」を自分たちの鋳型に嵌めこもうとしてるとしか感じられない。
 先月亡くなった英国の物理学者スティーブン・ホーキング博士は、野放図なAIの展開に警鐘をならしている。昨年11月、ホーキング博士はポルトガルのリスボンで開催されたWeb SummitでAIが人類に与える脅威について「企業や技術者たちはAI技術を磨き上げ、ビジネス的な成功を追い求める前に、一度立ち止まって人間とテクノロジーとの関係について考えてみる必要がある」語った。
 博士は、AIは我々が想像するよりもずっと早く進化を遂げ、数十年後には人間の知性を超え、逆に脅威となる可能性を述べた。技術者たちはこの脅威を前に正しい認識を持つべきだというのがその主張だ。業界のガイドラインや法の整備も検討すべきだと述べている。「新たな覚悟を持って仕事にとりかかり、人類全体にとっての幸福を考えていく必要がある」と。やみくもなAI導入は如何か。

○…世の中にはビックリするような高校生がいる。なんと「Windows10搭載電子辞書」を自作したという。それも市販の電子辞書を利用するというレベルではなく、3次元CADで設計、3Dプリンターで筐体を製作するなど本格的な代物で、その制作過程が動画投稿サイトにアップされており、ネット上で多くの賞賛を得ている。
 その高校生は、制作に取り掛かるにあたって、3次元CADの使い方や電子回路の基礎の勉強から開始した。色々な機能をどう組み込むか、パーツの配置を検討するなど、多くの時間を準備に費やした様子。3Dプリンタでの本体制作でも、熱による誤差を修正するため、試作で誤差測定して設計にフィードバックするという作業を行っている。製作した電子基板を組み込んで、Windowsを搭載。辞書機能を入れて電子辞書としての体裁を整え、Windowsと辞書をワンタッチで切り替えられる様に設定。キーボードはタッチパネルにして、マウスやタッチパッドとしても機能するようにした。
 製作期間は約7カ月。ここまでして自作した理由が「PCの持ち込みが校則で禁止されているから」。めでたく学校に持ち込むことに成功し、最初にやったことはアニメの視聴。だが「学校の休み時間でもAIの開発ができる」のが本当の目的だそうで、将来が実に楽しみである。

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