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Shaw、S&Wのビジネスを再編
エチレンでSWの路線を引き継ぐ



 Stone & Webster(SW)を買収したShaw Groupによる再編計画が進展している。このほど、ShawはSWのCEO、COOなどの経営陣を更迭し、COO兼社長にShawのCOOのGill氏を起用した。またShaw本社の統合マネジメント・戦略提携担当の副社長をリクルートしている。また、事業規模拡大にともない、10月には増資を行っている。
 SWの再編をみると、すでに135ジョブをカットしており、さらにスタッフを減少するという。SWの冷蔵事業は放棄する計画である。またBostonの本社はShawのあるBaton Rougeに移転の方針。プロセスエンジニアリングのHouston、英国のMilton Keynes、電力エンジニアリングのDenver、Trontoの施設は維持する。
 SWの受注残としては英国BP・トルコ・中国上海のエチレンなど10億ドルを引き継いだという。これに加えて、8月末に中国からエチレンプラント受注を内定した。BASF、SinopecおよびSinopecの子会社揚子石化公司の合弁による南京石化コンビナート向けの年産60万トンプラントで、ランプサムターンキー契約を結ぶという。このプラントの機材としてShawがSW買収に際して購入したサスペンドとなっているインドネシアのTuban Project機材を使用する。Shawはこの受注を同社の大型プロジェクトでの大手グローバル企業との初めての経験とし、SWのエンジニアリング能力・技術力、Shawのプロジェクトマネジメント能力を示すショーケースとしている。機器の転用など特殊事情もあるが、Shawの化学プラントにおいてもターンキー対応を続ける意思が見られる。