現在、Fluoroproducts、iTechnologies、エンジニアリングポリマー、研究部門、カナダ事業部門が関連部門で、、99年にはワシントン州に本部をおき材料研究と応用研究に焦点をおいた燃料電池研究センターを設置した。
PEFCに焦点をおいており、陽電子交換膜やエンジニアリングポリマーなどの先進材料を供給できる。今後数年間で膜・電極アセンブリー、導電プレートなどの燃料電池部品など新製品を燃料電池メーカーに提供したいと考えている。
また、DuPontは材料供給以上の役割をめざしており、その一部に直接メタノール燃料電池開発がある。ABBと共同開発計画をすでに発表している。これは小規模だけでなく一般発電分野もめざす。
DuPontは研究センター設置も含めて、過去3年間で5億ドルを投資している。新事業部門は100人の人員でスタートする。そしてこの分野での投資を翌1年間で倍増を見込んでいるという。
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Alstomのかつての親会社で現在各24%株を所有する英国の通信機器企業Marconiとフランスの通信機器企業Alcatelがこのほど、Alstomの株を売却した。これにより、Alstomは完全独立企業となった。
Marconiは旧GEC、Alcatelは旧Alsthomで両社の重電部門をAlstomとして統合した後に残った部分が改名、通信機器中心企業となり、重電のAlstomの親会社となっていたもの。上場したため、24%株主となった。両社はハイテク分野での投資資金とするためAlcatel株を売却した。Alstomは独立企業とはなるものの、成長産業分野の親会社2社の後ろ盾を失い、電力エンジ二アリング分野の環境のフル支配下に身をおくことになる。
Alstomの2000−2001年売上高は193億ドルが予想されている。ただし12月に終わる四半期では受注が低迷しているという。
Alstomは既報したように、ABBとの合弁企業を併合することにより、ABBの発電事業を買収した。3大発電危機器企業となったものの、結果として利益率の低いビジネスをとりいれたことになる。また、昨年はガスタービンの新世代製品で問題が生じ、9億ユーロの損失を計上している。また、鉄道分野でもSiemens,、Bombardierと並ぶ3大プレーヤーだ。
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このほど、Kvaernerの2000年の業績が発表された。前年に比べ、売上高は建設部門などのコア事業売却があったため減少したが、利益、受注とも増加し、業績が回復した。コア事業であるEC事業は売上・受注・利益が上昇した。石油・ガス事業は売上・利益は減少したものの、受注は上昇している。
「ここ2年間の事業環境の厳しさのなかで、Kvaernerの利益率が財務の健全性は回復してきている。Kvaernerは焦点のないコングロマリットから、ハイドロカーボン・工業プロセス産業向けの技術とソリュージョンのプロバイダーに特化した」こういうのはKvaernerのCEO Almskog氏だ。
全社の売上高をみると、545億NOK(ノルウェークローネ、1NOK=0.11US$)と昨年の709億ドルと下がったが、これはノンコア事業の売却の影響が大きい。税引き前利益は5.1億NOK(前年−550億NOK)、受注は548億NOK(前年392億NOK)と回復した。
コア事業であるE&Cの売上高164億NOK、事業利益5.1億NOK、受注172億NOKといずれも上昇している。事業利益率は3%台に回復した。オーストラリア事業は赤字をだしたため、2001年初めに再編している。一方、Oil&Gasの業績は売上高・事業利益とも前年減となった。そのためかなりの事業再編を行なっている。