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横河電機、米パビリオン社とアライアンス締結
日本、アジアでソリューションビジネスを強化



横河電機は高度プロセス制御の先端技術を持つ米国のベンチャー企業、パビリオン社とアライアンスを締結し、横河電機が日本、アジア市場でパビリオン社製ソフトウエアの販売およびエンジニアリングの提供に乗り出す。横河電機は初年度、日本市場を中心に事業展開し、次年度以降に日本での実績を踏まえてアジア市場の同社顧客に事業を拡大する。また、両社は高度プロセス制御アプリケーションの共同開発も視野に入れた協業を将来、展開することでも基本的に合意している。
 パビリオン社は1991年に設立されたニューラルネットワーク技術を中核としたソフトウエアビジネスのベンチャー企業。高度プロセス制御向けのソフトウエア製品を開発し、欧米をはじめ日本市場でも数多くの納入実績を持っている。同社は電力や化学、紙パルプ、食品・薬品、環境など“非線形”と呼ばれるプロセス向けの高度制御が実現できる唯一の企業で、国内外から高く評価されている。
 今回のアライアンスの締結は、パビリオン社のプロセスデータ解析、性状推定用ソフトセンサー、非線形プロセス向けのモデル予測制御とプロセス最適化などのソフトウエア群の日本およびアジア市場での販売とエンジニアリングを横河電機が担当。横河電機は、これを機に付加価値の高い最先端の高度プロセス制御を幅広い業種のユーザーに提供し、ソリューションビジネスの一層の強化を図る。