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動き出した日露共同実施プロジェクト
パイプラインシステム最適化にロシア側も乗り出す



 今日の化石燃料の使用状況が継続されるとすると、図1に示すように、現在の大気中の炭酸ガスの密度0.036%が、2080年には0.3%、さらに遅くとも2150年には3%に達すると想定する学者もいる。しかし、人類は3%になると窒素死することになるので、それまでに何とかこの炭酸ガス濃度を削減させねばならない。そのための日露共同実施案件のパイロット・プロジェクトとして、パイプラインシステム最適化の実現に向けてロシア側が動き出している。