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鹿島、上越市民プラザPFIで優先交渉権
20年間の事業契約に向けて最終交渉



 新潟県上越市が進めている市民プラザ整備のPFI事業計画で、鹿島が優先交渉権を取得、事業契約に向けて最終交渉を行なっている。
 上越市民プラザのPFI事業は、市民プラザの設計、建設、維持管理および運営の一部を民間による事業の形で行なうもの。運営期間は、2001年1月のオープンから20年間であり、民間事業者により約11億円程度の事業費ガイドラインをめどとした自由提案を受け付けていた。応募は今年2月7日に締め切られ、優先交渉権者に鹿島が指名されたもの。上越市では、来年1月にオープンが迫っていることから、3月末までに事業契約を終えたい考え。
 この計画は、市民やNPOなどの多様な活動を総合的に支援するためのまちづくり拠点の施設整備するもの。旧大型ショッピングセンターをリニューアルして、総合ボランティアセンター、国際交流センター、環境情報センター、観光振興センターなどを整備する計画。施設の規模は鉄骨造3階建て、延べ床面積9,440u。このうち、PFI事業の対象となるのは、レストランや特産品販売所などの観光振興センター、喫茶店や軽食施設のにぎわい施設、フィットネスルームなど健康づくり支援センターで、床面積は約1,300uとなっている。
 鹿島は、昨年9月にPFIマネジメント室を設置。上越のほかに、英国MAFFのPFI事業でも優先交渉権を得て契約を進めている。