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BP-Amoco、UOPと石油精製技術で戦略提携
―技術分野でもアウトソーシング―



 BP-AmocoはUOPとアライアンスを組み、全世界の製油所向けの技術・サービスの提供・引渡し・実行をアウトソーシングした。BP-Amocoはアウトソーシングを進めており、昨年末に人事サービスをアウトソーシングしたことに続くもので、コア事業である石油精製の技術分野における専門企業へのアウトソーシングということで注目される。このアライアンスによって製油所の操業や新製品の開発で最も効率的な技術を提供し、新技術を創出することにより支援する。
 BP-Amocoは2000年末までに40以上の都市にクリーン燃料を供給することを約束しているが、このアライアンスがBP-Amocoのクリーン燃料の開発製造能力を強化することになるとしている。アライアンスのサービス分野は、プロセスデザイン、機器の信頼性、操業の改良、最適化などである。現在、BP-Amocoの石油精製技術グループには英米2拠点で230人のスタッフがいるが、うち80〜120人がUOPの英米2拠点でポジションが提供されるという。25人が社内に残り、アライアンスに対する管理運営にあたるという。